法人化を考え始めたフリーランスにとって、難しいのは制度を一つずつ調べることだけではありません。
社名、登記住所、必要書類、登記後の届出、法人口座などを、どの順番で進めるのかが見えにくいことです。
そこで、ぼくが合同会社を設立するまでの30日間をまとめたKindle本を出版しました。
本記事では、本の内容と対象読者に加え、法人化を考える前に整理したい三つの問いを紹介します。
どうも。プロの引きこもり、まつながです。
初Kindle本『引きこもりフリーランスが30日間で合同会社をつくるまで』を出版
今回出版した本のタイトルは、次のとおりです。
『引きこもりフリーランスが30日間で合同会社をつくるまで』
ぼくは2016年に個人事業を始め、2025年3月10日に合同会社ウォークスルーを設立しました。
会社設立というと、立派なオフィスで事業計画を語る起業家を想像するかもしれません。
一方、ぼくはフルリモートで働いてきたフリーランスです。本書で扱うのも、華やかな起業物語ではありません。
社名を決める。住所を検討する。必要な書類を準備する。登記後の手続きを進め、法人口座の開設に向けて情報を整える。
会社ができるまでに発生した、地味だけれど避けて通れない作業の記録です。
この本を書いた理由
合同会社の設立方法を説明するWeb記事は、すでにたくさんあります。
それでも本にしたのは、個別の制度を知ることと、設立までの流れを自分事として想像できることは別だからです。
検索では、知りたい答えをすぐに見つけられます。その反面、「次に何を調べるべきか」を知らなければ、情報へたどり着けません。
会社設立では、この「知らないことに気づけない状態」が何度も起こります。
本書では、ぼくが30日間で進めたことを一つの順番に並べました。専門用語を網羅するのではなく、一人のフリーランスの実例を通じて、設立までの全体像をつかめるようにしています。
本書で扱う内容
本書の中心テーマは、次の五つです。
1. 社名
会社名を考えるときに確認したことと、決定までの流れを扱います。
2. 登記住所
会社の所在地を決める際に、どのような選択肢と確認事項があるのかを整理します。
3. 設立書類
合同会社の設立に必要な書類を、実際の進行に沿って追います。
4. 登記後の手続き
会社は登記が終われば、すべて完了するわけではありません。設立後に必要となる作業も扱います。
5. 法人口座
法人名義の銀行口座を申し込む前に、どのような情報や事業実態を整理するのかを紹介します。
なお、法令、制度、必要書類、各サービスの条件は変更される可能性があります。実際に手続きをする際は、法務局、税務署、自治体、金融機関などの最新情報を確認し、個別判断が必要な場合は専門家へ相談してください。
法人化を考える前に整理したい三つのこと
法人化は、フリーランス全員が進むべき「上位ステージ」ではありません。
会社をつくる手順を調べる前に、まず次の三つを言葉にしてみてください。
なぜ法人をつくりたいのか
取引上の必要性、新しい事業、信用、管理の分離など、法人化の目的は人によって異なります。「周りも法人化しているから」だけでは、設立後の負担に納得できなくなるかもしれません。
どの事業を法人で行うのか
個人事業の仕事をすべて法人へ移すとは限りません。法人で扱う事業と個人で続ける仕事を分ける方法もあります。契約、請求、口座、経理をどう分けるかまで考えると、必要な準備が見えやすくなります。
設立後の管理を続けられるか
法人には、設立したあとも会計、申告、届出などの管理が続きます。つくれるかどうかだけでなく、維持できるかどうかも判断材料です。
この三つが整理できていなければ、法人化を見送ることも合理的です。
逆に、目的は決まっているのに手続きの全体像が見えず止まっているなら、実例を一度通して読むことが役立ちます。
この本がおすすめな人・おすすめしない人
おすすめな人
- 個人事業主・フリーランスとして法人化を検討している
- 株式会社ではなく、合同会社の設立例を知りたい
- 社名、住所、書類、法人口座をどの順番で考えるか知りたい
- 制度の解説だけでなく、実際の30日間を追体験したい
- 自宅で働く一人フリーランスの法人化事例を読みたい
おすすめしない人
- 自分の条件に合わせた税額を正確に試算してほしい
- 登記書類の作成や申請を代行してほしい
- 複雑な出資、許認可、従業員雇用を含む法人設立を予定している
- 法務・税務の網羅的な専門書を探している
本書は、個別相談や専門家の代わりになる本ではありません。
一方で、「会社をつくるって、実際には何をするの?」という最初の疑問には、一人の実例として具体的に答えます。
書籍情報と購入先
書名: 引きこもりフリーランスが30日間で合同会社をつくるまで
著者: 松永大輝
形式: Kindle電子書籍
Amazon: 商品ページを見る
本書はKindle Unlimitedの対象です。会員の方は追加料金なしで読めます。
法人化をするかどうかは、本を読んだあとに決めても構いません。
まずはAmazonの商品ページで目次と試し読みを確認し、自分が今知りたいことと合っているか確かめてみてください。
